経理と英語のすごーく重要な関係

経理・財務女子


こんにちは、2回目の投稿です。今回は、早速みんなの苦手そうな英語について触れてしまいます(笑)。いや、しかも英語+経理です。専門知識2つも使うじゃん、という感じですが、やっていきます(^。^)

ちなみに、今回は日本で働く人が、駐在とか出張とかで英語+経理に触れる場合をイメージしているので、海外で経理職で就職・仕事する人の話はまた後日記事を書こうかなーと思います。。

 

もくじ

 

経理のどこで英語を使う?

普段日本で働いてたり、海外とあんまり関係してないとピンと来ないかもしれませんが、経理の現場で英語はかなーり使ってます。。大企業だけだと思うでしょ?実は大企業以外も結構使うんですよーー

経理で英語を使うのは単純で、会社が海外に展開しているからです。日本の会社で日本にしか展開していないと、正直あんまり使うことはないでしょうが、今のご時世、会社が海外に展開していても何らの不思議はないですし、ある日突然英語を使う日がやってくるかもしれません・・・

 

ちなみにビジネスにおいては、英語圏だけが英語を使うのではなく、非英語圏でも英語をコミュニケーション言語として使うことが圧倒的に多いです。日本で関連が多いのはアジア圏ですが、英語でのコミュニケーションが多い印象です。たまに英語以外の言語しかコミュニケーションできないパターンも見かけますが、うーん、これは通訳とか使うしかないでしょうね・・・

英文経理とはなんぞや??

英文経理もしくは英文会計、1度は聞いたことあるかもしれませんね。もしくは本屋さんに行ったら、数冊はこんな感じのタイトルの本が置いてあると思います。この文字だけ見ると、経理の用語が英語になっただけじゃん!、って思いたくなるのですが、そんなに単純じゃないのが経理の世界。

そもそも会計基準ってちゃんと理解してます??日本は日本の会計基準ってものがあって、基本的にそれに準拠して経理処理が行われています。意識せずとも、そうなってないと、特に会計士の監査受けている会社は、監査が通りませんので、基準に従って処理しているはずなのです。

 

海外には海外の会計基準がございまして、有名なのはIFRSと呼ばれるものと米国会計基準と呼ばれるものですね。IFRS国際会計基準と呼ばれるものですが、まだ全世界で適用されている訳ではなく、適用は各国が法律として採用するか否かで決まります。まあ、ヨーロッパ中心で海外にどんどん浸透して行っている会計基準という理解の方が正しいでしょうか。

米国会計基準はその名の通り、米国で適用されている会計基準ですねー。米国と言いつつ、米国以外の会社でも適用している会社があったりします(これ語り出すと長くなるので、本日は割愛します)。。

 

そして、IFRSと米国以外にも各国の会計基準というものが存在します。日本基準もそのうちの一つですね。なので、例えば中国の会計基準とかドイツの会計基準とか、それぞれの国の会計基準が法律に従って制定されていて、基本的にその国に属する企業は、その国の会計基準に従って経理処理をしてます。じゃあIFRSとかとの関係は?というと、それも国によって違ったりするのですが、例えば上場企業だけはIFRSの適用を強制して、それ以外の会社についてはその国の会計基準でいいよ、みたいな感じでの対応が結構多いかもしれません。

さらに、日本の会計基準で作った決算書と中国の会計基準で作った決算書は、処理の方法とかが若干違ったりするので、同じ決算書が出て来ないのですね(°▽°) こういうのをまとめて「会計基準差異」と呼んだりするのですが、これがあると大変厄介です。何が厄介??

 

思い出してください、連結財務諸表というのを作らなければいけない会社がありますよね、、例えば上場企業。そうすると、基準が異なる財務諸表をくっつけたら、当たり前ですが、何の財務諸表かわからないですよね??ということを防止するために、実は日本の会計基準上、基本的に会計処理は統一してね!、ってのが大前提なんです(°▽°)

いや、そんなことしたら、全世界で日本の会計基準適用しなきゃいけないやん、って全世界が混乱しますよね。。なので、例外としてIFRSか米国基準を使ってるグループ会社については、一部項目を修正の上、そのまま連結してOKよ!、ってルールがあるのです。

 

だいぶ回りくどく来ましたが、ようやく当初の設問である、英文経理・英文会計の話題に戻れます(だいぶ長かったーー)。はい、もうここまでくるとみなさんご理解いただけたと思いますが、英語を理解し、少なくともIFRSか米国基準をイロハぐらいは理解しないと、英文経理・英文会計はできません(°▽°) えっ、大変じゃん!そう大変なんです。。

なので、英語ができるだけじゃダメで、結構経理として会計の理論的なところをおさえとかないと、仕事にならないのです。

経理で英語を使うレベルって?

さて、経理で英語を使うのがすごーく大変だということを理解してもらった上で、必要な英語のレベルです。。

うーん、ちゃんとコミュニケーション取れて海外の連結がきちんとできるようになるのだと、TOEICで800点は欲しいとこ、かな。連結するだけだったら正直作業なので英語できなくてもできちゃうかもしれないけど、海外企業に問い合わせたり、議論したりする場合も当然あるわけで、そのレベルになってくるとTOEICXX点というよりは海外経験がモノを言いますね・・・当然、会計処理の理論とかの話を現地や現地の会計事務所とやったりするわけなので。。

でも、この域までくるのはかなり大変だけど、相当な専門性と経験が身についているので、正直海外+経理という専門軸でプロになれると思います。やはり人材としてそんなに多くはないので、希少性はすごく高いですよね。。

経理のプロを目指すなら、英語はキャリアの多様性という意味で大変オススメだと思うので、ぜひ検討してみてくださいね(^。^)

 

 

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