経理の資格は転職で活用できるのか?【2021年版】

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はい!今日は、経理の資格と転職の関係について語っていこうと思います!資格とか転職って結構みなさん興味あるテーマなんじゃないでしょうか??そもそも資格とってから転職した方がいいの?とか、どのレベルの資格とれば良いの?とかそのあたりの疑問って結構あると思いますので、今日はそこを解消しにいけそうな記事を書いていきます。ちなみに、ここで書くのはあくまでも一例で、企業の状況とかによって全く変わってくるので、あくまで参考までにご覧ください!

 

経理の資格ってどんなものがあるの?

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経理関連の資格って世の中色々とあるのですが、有名どころでいくと日商簿記検定ですね。国家資格ではなくて商工会議所がやっている資格なのですが、あまりにも有名なので、経理の人なら誰が聞いても知ってます。リンク貼っときますね。

簿記 | 商工会議所の検定試験

 

本日は、一番有名な日商簿記を中心に説明していこうと思います。ちなみに日商簿記ですが、3級から1級とありまして、3級が初級者レベルで、仕訳の基礎から決算の基礎までを一通り勉強する感じです。続いて2級は中級者レベルで、ちょっと複雑な仕訳から工場で使う原価計算というのを勉強していきます。製造業で働いているとよく見る経理ですねー。最後に1級ですが、これは上級者向けで、突然レベルが上がります。仕訳とか決算なども計算もそうなのですが、理論系の勉強もしていきます。連結決算や管理会計も出てきますので、相当幅広いですね!

 

イメージですが、2級と3級は早い人だと学生で取得している人もいますね。合格率も低くはないので、しっかりと勉強すれば合格できるものです。1級は一気にレベルが上がって、結構合格するの難しいです。実務やっている方でもなかなか取得難しいのではないでしょうか?難しいといっても、公認会計士や税理士ほどの難易度ではありませんが、とはいえちょっと勉強して受かるレベルではないです。容量良い方でも、そもそも範囲が広いので、それなりに勉強しないと受かりません。

 

経理の転職と資格について

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さて、日商簿記の概要もわかったところで、次に転職との関係について語っていきましょう。経理プロのためのキャリアアップの道、という記事でも書いたのですが、資格との関係は、転職する人がどのようなキャリアでどのようなポジションを受けようとしているのか、ということでだいぶ異なってくる印象です。

まず、未経験者や多少やっていたがほとんど初級者、という場合は2級レベルを持っていると、基礎がしっかりと理解できているので、未経験だけど短い時間で戦力になってくれそうだな、という印象になると思います。もちろんこれは、採用するポジションが未経験OKという前提ですが。ちなみに、ここから先も共通するのですが、資格は全部の評価要素の一つでしかないので、資格があったからOKということではありません。未経験者であれば、「なぜ転職したいのか?」「なぜ経理なのか?」「どういうキャリアを形成していきたいのか?」「人柄は?」などの部分も評価項目になると思いますので、資格を持っているというのは、「基礎力チェック」と「やる気」という点で加点要素になる、と理解しておくのが良いかと思います。

 

続いて経験者になってくると多くの方が2級を持っていると思うので、資格としては加点にも減点にもならない印象です。どちらかというと、過去の経験やスキルが問われてきます。「転職理由」とか「人柄」とかは未経験と同じですが。資格という点でいくと1級があると、複雑な決算も対応可能な基礎力があると判断される可能性があるので、加点にはなると思います。ただし繰り返しになりますが、経験者以降は過去の実績・経験がもっとも重要なので、1級持っているからOKというわけではないと思われます。

 

最後に、マネジャー以上のマネジメントレベルでの採用ですが、これは過去の経験+マネジメント経験が問われてきます。マネジャーより上になってくると自分で作業をするというよりはチームメンバーを育成してリードしていかなければならないですし、監査法人など外部の方々とのコミュニケーションや議論も多くなるので、過去どれぐらいマネジメント経験があるのかは、大変重要なポイントになってきます。

ここまでくると資格以上に、マネジメント経験そして、過去の実績もどれぐらい難易度の高い課題を解決してきたか、という課題解決力の方に重きが置かれてくると思いますので、大きな加算要素ではなくなってくると思います。結局、このレベルまでくると本当の意味での即戦力化を求められるのと、基本的には全ての問題を自己解決することになるので、それぐらいの経験値とマインドセットが求められるからです。

 

経理の転職で結局重要なのは?

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採用ポジション別に色々と書いてきましたが、結局ポジションが上がっていくにつれて、過去の経験値が非常に評価されてくるということですね。これは採用する側から考えるとイメージつくのですが、ポジションが高いということは会社において大変キーとなるポジションなので、ここでミスマッチが起きるとダメージが大変大きいのです。なので、どこを見るかというと、過去何をしてきたのか?を見るのが一番確実性が高いんですね。

一方で、未経験や比較的初心者に近いポジションであれば、育成期間も考慮した上でポテンシャル採用ができるので、過去の経験よりは、経理に対する素養(資格も一つの証明になります)、やる気、などが重視されていくわけですね。

 

経理と資格 | まとめ

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色々と書いてきましたが、経理プロを目指す方はまずどういう経理の経験をしていくべきか、経験軸は必ず大切にしましょう。そしてさらなる加点要素として資格をとる、というのが良いかなーと思います。そして資格はとるというメリット以上に、簿記の場合実務の知識が結構体系化されていて、かなり勉強した内容が実務で役立つことが多いので、実務しながら資格の勉強すると、非常に効率よく知識を蓄えることができると思いますよ。

ということで、今回は経理の資格と転職の関係について語ってまいりました(*^▽^*) 次回も楽しみにお待ちくださいな(^。^)

 

 

 

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