経理から経営企画へのキャリアシフト【2021年保存版】

f:id:accounting-girl:20201214210512j:plain



さて、本日はこれまでも何回かご登場している「経営企画」についてもうちょっと解説をしていこうかなと思います。経営企画って会社によって業務が違ったりして一概には言えないのですが、なるべく網羅して説明するように頑張りますね(*^▽^*) また経理から経営企画へのキャリアシフトの話、そしてキャリアシフトする際にマインドについても話についても触れていきます!

 

もくじ

 

 

経理から経営企画へ | 経営企画とは

f:id:accounting-girl:20201214154557j:plain

さあ、まず最初に経営企画とは何か、というところから説明をしていきましょうか。経営企画という部署が担ってそうなお仕事としては、

 

①計画・実績管理系

 ・中期経営計画の策定と、投資家や金融機関への経営戦略説明の資料作成

 ・単年度予算の策定と、投資家や金融機関への経営戦略説明の資料作成

 ・実績の集計と予算との対比、差異の分析

 ・予算実績管理結果の経営陣への報告と、アクションプランの決定

 

②投資実行・投資管理系

 ・M&Aの実行もしくは、事業部が行うM&Aの実行支援

 ・M&A実行後の統合業務実行もしくは支援

 ・投資案件の会議運営、投資採算性の計算

 ・投資後の投資先の損益・財務管理

 

③その他

 ・海外事業(他に海外事業をやる部署がない場合)

 ・新規事業(事業部で行わない場合)

 ・ITやデジタルの活用による業務効率化(他に担当部署がない場合)

 ・内部統制やガバナンス関連業務(他に担当部署がない場合)

 ・その他色々と特定の部署がない案件

 

ということで最後の一つがざっくりになりましたが、結局ビジネスや財務に関連して、他に担当部署がない案件が、結構経営企画の案件になったりする印象です。計画とか実績管理は数字を作っていく仕事なので経理にもっとも関連してくる部分ですが、新規事業とかになってくるとビジネスの話なので、これを見ると経営企画という概念がかなり広いですね。ただし、あくまで考えられる業務を全部網羅的に挙げていくとこうなるだけの話であって、実際は会社の方針によって経営企画の役割って変わってくるんですよね。

例えば、予算と実績の管理だけやる場合もあれば、M&A専門部署を設けて実行している場合もあります。なので、一概に経営企画の業務が言えないのはこういう感じだからなんですねー(°▽°)

 

経理から経営企画 | 経理の知識と経験の活用

f:id:accounting-girl:20201213214948p:plain

さて、なんとなく経営企画の仕事内容がわかった上で、経理との関連性について解説していきましょうか。経理と最も関連性が深いのは、やはり予算の作成と実績の管理部分ですね。これは予想損益計算書貸借対照表を作ることなので、経理の知識がかなり活用できます。1点経理と異なるのは、作成にあたっては特段法律で定められているルールはないということです(まあ厳密にいうと、上場企業に求められる業績予測とかは違ったりするわけですが、ここでは細かい話は一旦省略します)。

これはどういったことかというと、経理で作成する決算書は開示する勘定科目って厳密なルールが定められているので変更するだけでも厳しい制約が課せられていたりするのですが、予算作成とか実績管理をする場合って、粒度が異なっててもよくて、要は管理しやすいように作ればいいんですね(IR資料とかで開示すると当然連続性を求められるので、上場企業はこのように行かないケースあると思いますが、こちらも細かいので省略)。

そして根本的に経理と違うところは、経営企画で作成するのはあくまでも将来の数字なので、一定の前提を置いた上で作成をしていくわけですね。ここが実際に起きた取引を記帳していく経理側と異なる部分でして、ルールのない中で前提を起きながら、成果物を作成していくことには慣れて行かないといけません。

 

経理から経営企画 | 経理とだいぶ異なる業務

さあ、ここからです。予算とか実績管理はかなり経理との親和性がありましたが、他の業務はどうでしょう。まず投資です。これは完全にファイナンスになりますので、経理だけの知識だと、知識的には足りてないので勉強が必要ですね。加えて法律の知識も必要になってきます。

そしてその他系の業務、ITとか内部統制とかになると業務に関連した知識と経験が必要になってくるので、一部経理の経験が活きるのですが、それでも大変は一から勉強して経験していく必要があるでしょうね。

さらに新規事業系ですが、ここまでくるとビジネスになってくるので、経理の知識はほとんど活用できません。なので、新規事業系の仕事をやるときは、経理の経験にこだわらず、一から経験を積むという前提でトライしていく必要があるでしょう(まあ、あまり経理からいきなり新規事業にいくことはないと思いますが、逆にいけるチャンスがあるのであれば、それは経験した方が幅が広がると思います)

一方で、このような分野でも経理の知見が活かせる分野があって、投資・M&Aについては以前の、経理のためのキャリアアップの道、でもご紹介しましたが、M&Aなどの実行中や投資後に経理知識を結構使う場面が登場します。

経営企画で行う仕事って、ほとんどと言っていいほど、常に数字関連の業務がついて回り、損益計算書とかキャッシュフロー計算書とかは当たり前のように登場するので、経理知識は多かれ少なかれ、経営企画のあらゆる業務で役に立つのです(^。^)

加えて、ITとかデジタル活用の話でも、業務効率化の話って必ずデータの話がセットになるんですよね。経理業務のところはもちろんそのまま知見が活かせますし、データについては数字が必ずついてくるので、数字に強いということは強みです。内部統制についても、一部はどうやって適切な財務諸表を作成しようか、ということが目的になってくるので、経理視点の知識や経験はかなり活きてきます。なので、ITや内部統制の業務でも経理知識と経験の活用幅って皆さんの想像以上に広いと思いますよ(*^▽^*)

 

経理から経営企画 | マインドチェンジ

f:id:accounting-girl:20201214154813j:plain

そして、次にスキルではなくてマインドについてのお話をしたいと思います。これは経営企画だけじゃなくて、どんなキャリアシフトでもそうなのですが、以前の知識や経験は活用すれども、それに依存しない、という精神が必要です。キャリアシフトというのは、受け入れる側からすると経験値0と同じ状態で受け入れるのです。なので、マインドとしては新卒と同じである、というマインドで行った方がいろんな知識や経験を吸収してキャリアアップに繋がるのです。

やってはいけないこととして、前のスキルや経験を前面に出してしまって、キャリアシフト先での業務をすんなり受け入れなかったり、批判してしまったり、アドバイスを素直に受けなかったりすることです。これではせっかく新しい知識や経験をできる機会を自ら失っています。そもそもなぜキャリアシフトしたのか、ご自身で改めて考えてみる必要があります。

なんか若干精神論っぽくなっちゃいましたが、でもキャリアシフトって過去の経験とか実績とか以上に、マインドをしっかり持つというところが重要なのです。マインドって結局仕事している姿勢にも現れてきますので。

 

 

本日のまとめ

f:id:accounting-girl:20201214154900j:plain

さて、本日は経営企画の詳細について語ってから、経理から経営企画へのキャリアシフトについて解説してみました。最後はマインドチェンジについても触れましたね。経営企画は数字を扱う仕事であるものの、よりビジネスや経営に近い目線になってくる仕事なので、そういう仕事に魅力を感じる方にとっては良いキャリアシフトかなーと思います。本日語ったのはあくまでも一例ですので、皆さんもいろんな情報を参考にしながら検討してみてくださいね!

では、また次回お会いしましょう(^。^)

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

【2021年保存版】経理のアウトソーシング | ポイント解説

f:id:accounting-girl:20201214154323j:plain

今日は、経理アウトソーシングについて考えていきます。アウトソーシングを考える時って、経理だけでなく、他の業務についても根本的な考え方は同じで、最初の設計とか運用の確認が非常に重要なのですよねーー

あまり深く考えずにアウトソーシングしてしまうと、思っていたものと違ったり、コミュニケーションミスが起こったりするので、今日は最初の設計の重要性や運用する際のポイントについて、丁寧に解説していきますね!!

加えて、アウトソーシングとIT化の関係性についても最後の方で補足説明します。この両者って違うようで、一体として考えた方が良いんですね。なので、そのあたりの考え方についても解説させていただきますね!

 

もくじ

 

 

経理アウトソーシングとは?

f:id:accounting-girl:20201213215212j:plain

そもそも経理におけるアウトソーシングって何でしょうか??これは、会社が持っている経理業務の一部を、アウトソーシング会社と呼ばれる外部の会社へ切り出して、自社の業務を効率化することですね!

当然、アウトソーシングする場合にはお金が発生するので、自社でやる場合と他社でやる場合のコストを比較して判断することになります。ちなみに、アウトソーシング経理だけじゃなくて、人事や総務、バックオフィスだけじゃなくて、営業やマーケティングなど、幅広い業務でアウトソーシングが存在しています。

 

では、経理アウトソーシングする先というのはどういったところがあるのでしょうか?大きく分けると2つございまして、1つは会計事務所ですね。ここは税理士の方がいらっしゃって(事務所の規模が大きくなると数十名単位になることも)、経理の記帳業務から決算、税務申告までアウトソーシングすることができます。会計事務所は皆さんもお聞きになられたことがあるので、なんとなくイメージがつくのではないでしょうか?

もう一つは経理アウトソーシングを専門で行う会社で、社内に税理士がいないパターンです。この場合、税務申告など資格が必要な業務は外部の税理士と連携しながら業務を進めています。

 

ちょっと脱線しますが、アウトソーシング先って国内とは限らないんですね。日本だとあまり例がないかもしれませんが、アメリカだとインドに事務処理をアウトソーシングするということで、海外アウトソーシングなんかも盛んに行われてます。ちなみに経理業務ではありませんが、日本のコールセンターを海外へアウトソーシングしたり、というありますね。

まあ、国内の経理業務というところに焦点を当てると、日本のアウトソーシング会社が基本的には対象になってくると思いますので、本日は日本のアウトソーシングというところに焦点を絞って解説していきますね(*^▽^*)

 

経理アウトソーシングを検討するポイント

f:id:accounting-girl:20201213215023p:plain

経理アウトソーシングを検討するにあたってのポイントについて解説をしていきますね!そもそも論で、何でアウトソーシングを使うのかという言えば、①正確にミスなく業務を行うこと、②コストを削減すること、の2点になってくると思います。そして突き詰めていくと①も結果的には②になるので、この辺りをまず解説していこうかと(*^▽^*)

 

皆さんもご存知の通り、経理業務ってかなり特殊ですよね。おそらくインターネットで検索しただけでは到底自力で処理することは困難な業務になってます。それもそのはず、簿記という結構分厚い書籍の勉強を数ヶ月以上最低限やって実務でさらに勉強をして身に付けるものなので、学習にかかる時間とコストって結構なものなのですよね(°▽°)

ここで、正確にミスなく、という話になるのですが、正確にミスなくしようとすると、どんなに簡単な処理でも結局数ヶ月は学習期間がかかってしまうので、特に経理を専門としない社長とか営業やる方にとってはその数ヶ月間が営業の機会損失になってしまうので、結局②のコスト削減に影響を与えてくるのです。機会損失 = コストと考えれば、得意でないこと、専門的でないことを無理にやるがゆえに、コストが増えてしまったと考えると整理しやすいかもしれません。

そして、これって自分でやらずに、人を採用してやってもらう場合も同じように整理できるんですね!例えば、経理初心者の人を安い時給で採用したとしても、正確にミスなく、のレベルまで持っていこうとするとやはり学習期間というものが必要になるので、結果的に時間単価あたりで考えるとコストが増えてしまう可能性があるんですねーー。

じゃあ、経験者を雇えば解決じゃん!って話もありますが、これも人1人分の業務が存在しているかどうかがポイントになってきますね。確かにベテランの人の手にかかれば正確にミスなく時間通りに業務は終わるのですが、特に小規模な会社だったり、成長中の会社だったりすると、業務の全体ボリュームに対して人の工数が余ったりするんですね。。その場合、結果としてアウトソーシングするよりもコストが高くなる可能性があるんです。では、経理以外の業務もやってもらえばいいじゃん!って思って総務とか人事とか、果てはITとか任せようと思うと、そんなスーパーマンはいないので、対応できない場合がほとんどで、さっきの話じゃないですが、ミスが発生してむしろ損失になったりする可能性もあるわけです。イメージしてみてください、営業している人に、「君、時間余ってるからITツールの導入業務やっておいて」ってITの知見ない人に頼んでいるのと一緒なんですよ。

ということで、当初の目的から照らすと、業務のボリュームと人員配置を考えた時に、余剰が出そうだったらアウトソーシングかな〜、というのが基準になってくると思います。あとはちょっと1人あたりの業務負荷が増えてきたのだけど、1人採用するほどでもないなーという時に、簡単な定型業務をアウトソーシングするパターンですね。

ここまでくると、アウトソーシングする時には業務の設計とアウトソーシングの切り離す部分を明らかにしておく、というところがポイントのような気がしませんか?ということで次は、アウトソーシングする際の設計について語っていきますね(^。^)

 

経理アウトソーシングを設計するポイント

f:id:accounting-girl:20201213214948p:plain

さて、実際にアウトソーシングをする際の設計ポイントについて解説していきましょう!流れはこうです。

 

 ・業務全体を把握して、一覧化する

 ・外部に出しても問題ない業務を特定する

 ・アウトソーシング会社とコスト面で会話をする

 ・コスト的に削減できそうだったらアウトソーシング契約をする

 ・アウトソーシング会社と継続的にコミュニケーションをする

 

では、一つ一つ解説していきますね!

そしてその前に、1点だけ補足。小規模な会社については、アウトソーシングした方がコストパフォーマンスが良いと思います。もちろんご自身で行ったり、バイトを雇っても良いと思いますが、よほどご自身で業務設計してアウトソーシングで外注する部分を決められない限り、コスト削減は難しいので、そもそも経理の業務設計なんてできん!、て思われる方はアウトソーシングで良かろうかと思います。会社の規模が大きくなってきたら、次に解説するところを参考にしてね(*^▽^*)

 

経理アウトソーシング | 業務設計

f:id:accounting-girl:20201213215248p:plain

ここが一番難しいポイントかもしれません。業務って結構標準化できるものなのですねー。標準化というのはルールとかやり方が明確化されていて、誰がやっても同じクオリティーの結果が出るようなことを意味してます。って聞いただけで、めっちゃ難しいと思いません?ここが重要なポイントで、標準化が難しい業務はアウトソーシングしちゃいけない、ってことです。。まずここで混乱してしまうと、アウトソーシング会社とのコミュニケーションやアウトソーシング会社の管理に影響出てきちゃうので、しっかりと理解しましょう。

まずは、経理業務全ての洗い出しですね!経理業務のスタートは何かしらを記帳するところからです。なので、売上を管理したり、仕入を管理したり、ってなってくる販売業務や購買業務になってくるので、今回の解説からは外しますね!

洗い出しは、業務リストと業務フローチャートを作成すると一元的でわかりやすいと思います。リストだけだと漏れが出たりするので、フローチャートと組み合わせることで可視化されて、漏れが無くなります。

 

経理アウトソーシング | 業務の特定

f:id:accounting-girl:20201213215129p:plain

さて、業務が網羅的に把握できたところで、次にどの業務が外部に出せそうかを考えていきます。先に人材配置とかコスト考えた方がいいのでは??って考え方もありますが、自社でやるかアウトソーシングするかって、経営判断の中で常に考えなきゃいけないテーマだと思うので、結果的にアウトソーシングするか否かに関わらず、こういう整理はしておいた方が良いと個人的には思います。

そして、外部に出せそうかどうかの判断基準については、先ほども登場しましたが、標準化できそうかどうか、もう少し詳しく解説しますと、自社でその業務の結果を評価できるぐらい定型化できるものかどうか、という点です。これは後段でも解説するのですが、最終的にはアウトソーシングしている会社の業務結果を評価して、そのアウトソーシング会社と契約を継続するのか、ということを考える必要があるので、そもそも評価できるぐらい自社で理解をしているのか、というのが考えるポイントになってきます。

1つだけ例外があって、非常に専門的な分野についてはそもそも自社で対応できないので外部の専門家に依頼しているのであるので、ここは評価できるかどうかは判断のポイントになりません。経理周りで行くと、特殊な決算処理のサポートをもらうとか、税務関連とか、M&Aとかそのあたりになります。

ということで、上記の判断基準に基づいて、外部にアウトソーシングできるかどうかのフラグを業務ごとに立てていきます。これを整理して行くと、外部にアウトソーシングできる業務一覧が出来上がるのですが、これを単純にアウトソーシングできるわけではありません。アウトソーシングする場合には、ある程度業務の連続性が必要でして、あまりにも業務が不連続ですと、アウトソーシングする方が不効率になったりします。この辺りは、アウトソーシング会社との協議の中で判断をしていけば良いかなーと思います。

そして外部にアウトソーシングできる業務とできない業務のイメージですが、まずできない業務についてです。難しいところで行くと会社の判断を要するような業務でして、例えば決算でいうと、株式の減損処理をすべきか否かというような業務です。計算自体は定型化できてしまうのですが、その計算式自体を作ったり、減損の判断に必要な材料を集めるのはアウトソーシング会社にはできないので、このような業務はアウトソーシング対象にならないと理解しておいた方が良いでしょう。

一方で、アウトソーシングしやすい業務としては、例えば外部から来た請求書に関する仕訳を入力するような場合です。これも仕訳で使う勘定科目さえ最初に設定してあげれば、あとは機械的に金額を打ち込んでいくだけなので、定型化できますね!このような業務はアウトソーシングの対象となるわけです。

 

経理アウトソーシング | アウトソーシング会社選び

f:id:accounting-girl:20201214154520p:plain

さて、いよいよアウトソーシング会社との会話がスタートです。よく最初にアウトソーシング会社選びからスタートしてしまうパターンがあると思うのですが、会話する際にはどの業務をアウトソースするのか、というところから入った方が協議する内容がシンプルで明確になるので、必ず業務設計の方からスタートするようにしましょう!

アウトソーシング会社との面談を依頼する際には、

 

 ・想定しているアウトソーシングの業務範囲

 ・業務から出てくる成果物の受け取りのタイミング(つまり要求する処理速度です)

 ・想定する費用感

 

この辺りを事前に整理しておきましょう。特に2番目を忘れがちなのですが、これは非常に重要です。つまりアウトソーシングした業務をどのタイミングで実施してもらい、どれぐらいの期間で結果を返してもらうのか、ということを事前に詰めておく必要があります。例えば月次の決算書作成をアウトソーシングするとした時に、何も考えてないと月末が終わってから1ヶ月後に成果物が仕上がるケースがあるかもしれません。でも自社では月末から1週間以内に経営陣に実績報告をしなければならないので、この場合間に合わないですよね。なので、成果物をいつまで作成して提出してもらうべきなのか、は事前にしっかりとアウトソーシング会社と詰めておく必要があるのです。

続いてアウトソーシング会社を選定する際のポイントですが、一番のポイントは実績でしょう。これも単純に件数というよりは自社と同じ業界のアウトソーシング受託経験がどの程度あるのか、どれぐらいの規模の会社を受けているのか、という点です。まず前者ですが、経理業務って業界によって若干異なる点があったりします。記帳の根拠となる証憑が違ったり、専門用語が違ったりするので、なるべく同じ業界経験が多いアウトソーシング会社の方が、コミュニケーションは円滑に進むと思います。続いて後者ですが、規模が大きい会社を受託した経験のあるアウトソーシング会社の方が、難易度が高い業務を受託した経験がある、と考えられるので、評価のポイントになると思います。

 

経理アウトソーシング | 契約締結

f:id:accounting-girl:20201214154557j:plain

アウトソーシング会社へ要望を伝え、アウトソーシングする業務範囲や成果物の受け渡しタイミングが詰まったところで、アウトソーシング会社から見積が出てくるでしょう。コストが全てではないので、上で解説したように過去の実績を踏まえながら、決めるようにしましょう。コストが安くても適切に業務のアウトソーシングがなさなければ意味がないので、コスト重視だけで考えるのは避けましょう。

そして、アウトソーシング会社がある程度決まってくれば細かい契約になるのですが、この際可能な限り、SLAを契約条文に含めましょう。SLAというのは、サービス・レベル・アグリメントの略で、要はアウトソーシング会社に守って欲しい項目を契約に明示したものになります。単に明示するだけでなく、これに違反する場合には何かしらのペナルティが発動するのが基本です(°▽°)  例えば、違反した場合には契約金額が減額されたりするケースです。

SLAとして考えられるのは、記帳ミスのパーセンテージなどです。基本間違えることはないので、例えば99%正しい記帳をすること、というのを設定しておき、これに違反した場合は契約金額を減額するルールにするようなことが想定されます。ただし、この「正しい」というのはかなり明確にする必要があって、単に「正しい」と言ってもお互い解釈が発生してしまい実行力に乏しくなるので、「正しい」を明記したルールブックを別途作ってお互い合意する必要があるでしょう。例えば、この請求書はこの勘定科目で仕訳を行う、などのようなルールブックです。このレベルまで詳細化しておかないと、SLAとしては機能しないかな〜と思います。

SLAを締結する場合、アウトソーシング会社にとっても負荷になるので、必ずSLA付きで契約締結できるわけではありません。SLAを守るためにアウトソーシングコストが増える場合もあります。なので、SLAの締結を目指しつつも、アウトソーシング会社にSLAを結びべない合理的な理由があるかどうかを確認しつつ、その場その場で結局は判断することになってしまいますね。

SLAに似たような単語で、SLOというのがあります。サービス・レベル・オブジェクティブ、の省略形ですが、こちらは努力目標の意味です。なので、守れなくても罰則がないのが特徴です。まあ何もないよりSLOがあったほうが良いとは思いますが、なるべくSLAを締結する、というところをポイントにした方が良いかと思います。

 

経理アウトソーシング | 継続的なコミュニケーション

f:id:accounting-girl:20201214154633j:plain

さて、契約を締結してアウトソーシングがスタートしたら終了ではありません。今度はアウトソーシング会社の管理という次の業務へ移行します。これは、当初想定していたイメージ通りの業務をアウトソーシング会社が行なっているか、を適宜チェックする作業です。ここで、SLAが効いてくるのですね。SLAがあればこれを守っているかどうかでチェックができるので、お互いのコミュニケーションが非常に楽になりますし、何がダメなのか明確になります。SLAとは言わず、SLOでもコミュニケーションの効率性は圧倒的に上がるでしょう!

そして、チェックしているだけではダメです。要求に満たないような成果物があった場合には、その原因をお互い協議して、いつまでにどうやって改善するのかを合意する必要があります。よくあるパターンとして、「改善してください」と丸投げするパターンがあるのですが、原因をお互い特定した方が解決までの道のりが短いと思いますので、ぜひ双方向のコミュニケーションで進めていくようにしてください。

担当者の問題であれば、担当者を変えてもらうことも依頼しなければなりません。また改善できるのに改善できそうにない場合は、そもそもアウトソーシング会社の切り替えを検討する必要があります。そう、結局上の方で述べた、アウトソーシング会社を評価するというのはここに帰着するのですが、アウトソーシング会社のパフォーマンスが良いか悪いかを判別できないと、そもそも契約を継続すべきかどうかの経営判断ができないのですよーー。なので、「評価できる」ということは大変重要なのです。。

 

経理アウトソーシング | 想定される失敗パターン

f:id:accounting-girl:20201214154713j:plain

さてさて、ここまでアウトソーシングのポイントについて長々と書いてきたわけですが、ここからは趣向を変えて、想定されるアウトソーシングの失敗パターンについて触れていこうかなと思います。

まず想定されるパターンとして、業務をちゃんと設計しないでアウトソーシングできそうなところをアウトソーシングしてしまうパターン。その個別の業務だけ見るとコストが若干下がったように見えるのですが、実は業務って前の業務と後ろの業務が連続して行われるものなので、そこのコミュニケーションの工数も考慮しなきゃいけないのですよね。そして、特定の部分だけアウトソーシングしてしまったことによって、その前後のコミュニケーション業務がむしろ増えてしまい、全体で見ると業務が増えることがあり得るのですね。これが部分最適ってやつで、基本ビジネスって全体最適を考えてアクションを実行していくべきなのです。で、これを回避するためにはやはり業務全体を捉えて、アウトソーシングする部分をちゃんと設計するということなのですね。

 

続いてあり得るパターンとしては、自分で判断すべき非定型的な業務をアウトソーシングしてしまうパターンです。これはアウトソーシング会社が受けないと思うのですが、業務範囲が曖昧だったりすると、ボールが間に落ちちゃって、自社としてはアウトソーシング会社の業務だ、と思っているケースが想定されます。この場合、当たり前の話ですが、アウトソーシング会社はルールに従った計算はできますが、そのルール自体を作ったり、そのルールに必要な材料は集められないので、そこを自社として理解してないと業務が進まないケースが想定されますね。結局このパターンも最初の設計段階が大変重要なんだ、ということです。

 

経理アウトソーシング | IT化との関係性

f:id:accounting-girl:20201214154813j:plain

こちらもちょっとテーマは変わりますが、アウトソーシングとIT化の関係性ってなんだろ?って思う方もいらっしゃると思うので、その方向けに解説です。アウトソーシングもIT化も結局のところ最終ゴールはいかにコストパフォーマンス良く経理業務を行なっていくか、ということなのです。アウトソーシングはそれを外部の会社にお願いしたケースで、IT化は内製化をしたケースなのです。もちろん、アウトソーシングとIT化の組み合わせはありえます。人がやった方が効率的な業務と、ITがやった方が効率的な業務があるので、その切り分けさえちゃんとできていれば、両方に得意領域をお願いすることで、経理業務のコストパフォーマンスはよくなることでしょう(*^▽^*)

 

そして、IT化を考えるにあたっても結局は業務設計がポイントになってくるんですよね。経理業務という業務全体があって、ITを活用することで、どこが効率化できそうか、ということを考えていくんですねー。ちなみにITを活用するというのも、経理の業務知識に加えて、ある程度ITの知識も必要になってくるので、結局は最初の方で解説した学習期間とかにかかるコストを考慮しなければなりません。なので、社長がITと経理めっちゃ得意です、とか会社の規模がそれなりに大きいです、とかだとITの効果って抜群に働くんですね。。

IT導入したら = 業務効率めっちゃよくなる、は必ずしも正しくなく、業務効率がめっちゃよくなるように業務と設計とIT導入をしていく、というのが正しい回答になるのですね。ちなみに、経理業務においてIT導入するのに考えるべきポイントというのは、

 

 ・ITがうまく活用できるように経理業務の設計を行う

 ・決算がうまく作成できるような粒度でデータベースを作成する

 ・なるべく手作業が発生しないように、外部およびシステム間連携を意識する

 ・システムから逸脱する業務が発生しないように管理する

 

というあたりですかね。。補足で、最後の一つは直接IT導入には関係ないのですが、ITで業務を効率化する = 定型化していく = なるべく定型的でない業務を削る、ということになるので、せっかくIT化して効率的になったとしても、定型的でない業務が増えれば増えるほど、業務負荷は増えていきます。なので、一部の例外をのぞいて、定型的でない業務を発生させないように管理する必要があるんですね。

これは、本日のテーマでもある経理アウトソーシングでも同じでして、定型的でない業務はアウトソーシングが難しくなるので、なるべく多くの業務を定型化した方が良いんですね。なので「定型化」というのはIT化にしろ、アウトソーシングにしろ、重要なキーワードになってくるのです。

ちなみに、ITと経理の関係については以前の記事で、経理とITの超密接な関係、というテーマで解説してますので、こちらも参考にしてみてください!

 

経理アウトソーシング | まとめ

f:id:accounting-girl:20201214154900j:plain

さてさて、本日の長文閲覧お疲れ様でございましたが、もう少しだけお付き合いください(*^▽^*)

経理アウトソーシングについて語ってきたわけですが、全体通してなんとなくキーワード的に伝わったかなーと思うのは、「経理業務の設計」ですね。結局目的としては、作業結果の「評価」が正しくできるかどうかがポイントで、さらにその目的として、当初の意図通りのコストパフォーマンスになったかどうか、ということなんです。

そして、実際にアウトソーシング会社を選定して、契約を締結する際には、かなり細かいレベルでルールを設定し、業務に対する認識を双方で合わせていくことも重要でしたね。ここが曖昧だと、アウトソーシングを活用した業務全体がうまく回らなくなって、当初のコストパフォーマンスが達成できません。

さらに、アウトソーシング契約して終了ではなくて、そのあとのアウトソーシング会社との継続的なコミュニケーションも重要でしたね。なるべくSLAを締結して、それをベースにしてアウトソーシング会社とコミュニケーションを行い、必要なところは協力して改善していくというものでした。ここまでやって、ようやく当初意図したコストパフォーマンスが達成できるのですね。もちろん改善しても達成できない場合は、アウトソーシング会社を切り替えることも視野に入れることになります。

最後に、IT化とアウトソーシングとの関連性についても補足しましたね!この両者はバラバラなものではなくて、経理業務のコストパフォーマンスを上げていくために、会社の外部を活用するのか?それとも自社内で自動化することによって達成していくのか?という違いがあり、一体として考えていくべきものでした。そして、IT化についても結局は経理の業務設計がないと適切に導入できないので、大変重要なキーワードであるということについてもご紹介しました。

ということで最後、長文を簡単にまとめさせていただきましたが、経理アウトソーシングというテーマ、いかがだったでしょうか?おそらく想像以上に考えるべきことが多かったんじゃないか〜と思います。ただアウトソーシングというのは経営の重要なテーマなので、安易に実行すべきものではですし、最初の設計・検討が大変重要であることは頭の片隅においておいて欲しいと思います。

 

では今回はこの辺で(^。^) 次回もお楽しみに!

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

経理プロのためのキャリアアップの道

経理・財務女子

 

さて、本日は前回の(経理プロのキャリアプラン)に続いて、キャリア関連の記事を書いていきますよ(*^▽^*)今回は、経理プロとしてどんなキャリアアップの仕方があるのか、について語っていきます。資格についても触れていきますので、最後までみてね☆

 

もくじ

 

 

経理のキャリアアップ | 共通で頭に入れておくべきポイント

f:id:accounting-girl:20201213214948p:plain

さて、まずはどんなキャリアアップだったとしても頭に入れておくべきポイントの紹介です。キャリアアップに絶対必要な要素は、

 

 ・どんなに小さい規模でも良いので、決算・申告まで一連の流れを一人でできる経験

 ・プラス要素としての資格(日商簿記でいうと、1級は欲しいところ)

 

です。まず前者ですが、キャリアアップということはそれなりの経験値を求められるということでして、経験値というのは = 幅広い業務経験 + マネジメント経験、なんですよね。すごーく狭い専門性になると外部の専門家に依頼すれば良いわけであって、経理プロはもう少しジェネラルな経験を求められるわけなんですねー。

なので、特定の業務しかできません、というよりは幅広く全部経験があります、という方が応用が効きやすいのです。そしてマネジメント経験ですが、こちらは管理する部下の方がいるとなお評価プラスですが、1人だったとしても1人で、外部の人や社内の人とのコミュニケーションを円滑にとりながら、決算・申告を完結できた、というプロジェクトマネジメントの能力が評価されますね!

 

次に後者の資格ですが、初心者かどうかでも求められるものが変わってくると思います。まず重要なのは資格 = キャリアアップにめっちゃプラス、というわけではないということです。特に転職では、まず実務での経験値が求められ、次に資格が加点として評価される傾向にあると思います。ないよりもあったほうがプラスではありますが、資格あったから絶対ということでないことは頭に入れておきましょう!

そして、初心者であれば日商簿記3〜2級を持っていると、「しっかり勉強して基礎は身についているな」という評価は受けるので加点です。上級者になってくると3〜2級はすでに持っているケースが多いので特に加点ではないかと思われます。なので上級者は1級があると、「複雑な論点も対応できそうだな」という加点印象を受けると思われます。。

 

経理のキャリアアップ | 経理職としての道を極める

f:id:accounting-girl:20201213215023p:plain

経理プロとしての専門性を極める方向性ですが、こちらは共通で書いた、幅広い経験とマネジメント、がやはり求められてくると思います。幅広い経験ですが、その求められる経験値がどんどん広がっていって、連結、M&A、海外、IPO、みたいに難易度の高い複雑な経験値を求められるわけです。

マネジメント経験についても、会社の規模が大きくなってくるとそれなりの人数のチームを統括しないといけないので、何人のチームを率いていたか、とかのマネジメント経験が求められるようになってきます。海外が含まれてくると、グローバルでの仕事の経験ももちろん求められてきますね。

ということで、複雑性×マネジメント×海外、みたいなレベルになってくるとなかなか人材はいないので、結構希少な経験値だと思います。

 

経理のキャリアアップ | 経理職と経理関連職の掛け算

f:id:accounting-girl:20201213215129p:plain

こちらは、将来的に何がしたいのか?キャリアの一貫性があるのか?などがポイントになってくると思います。経営企画とか財務とか、経理に関連した職種も、近い職種ではあるものの、仕事としては全く別のもので、キャリアのカウントとしても初心者としての扱いにはなってしまうので、これまでのプロフェッショナルを一旦リセットして職種を切り替える目的とか、将来のイメージをしっかり持っておく必要があるでしょう。

例えば、M&Aってメインの論点はバリュエーションとか契約締結とか割とファイナンスと法律の知見が求められるのですが、PPAとか税務とかは経理の知識が必要になってくるので、この両方ができる人というのは非常に重要な人材なのです。加えて、M&A後の会社運営を行う当たって、経理部分って結構作業がありまして、投資先と投資元の会計りポリシーを整えたり、投資先の経理機能を強化したりと、経理業務って結構発生するんですよね。その場合、投資先に常駐して経理作業したりと、経理の経験が必須なのです。

ということで、M&A×経理のプロ、ということで希少な人材を目指すなど、ご自身のキャリアイメージをしっかりと持っていくことが重要ですね!

 

経理のキャリアアップ | ベンチャーCFO

f:id:accounting-girl:20201213215212j:plain

こちらは、前回の記事でも触れましたが、経理の専門性以上に幅広い対応力と、ベンチャーというカルチャーへの適用力を求められますね。。ポイントとしては、、

 

 ・基本的に前例がないので、一から調べて作業することが多い

 ・人が少ないので、業務の幅が広い

 ・聞ける人がいないので、自分で調べて動くことを求められる

 

このあたりの適用がないと、結構厳しいかなーと思います。他のキャリアと比較してマインドセットを求められるので、この辺りの適用力は事前にしっかりと理解をしておきましょうね!

 

まとめ

f:id:accounting-girl:20201213215248p:plain

ということで、キャリア別に必要な経験などを語ってまいりました(*^▽^*) 会社のステージとか状況によってだいぶ変わってくるので異なるところもあると思いますので、参考程度にみてください。

やっぱり共通で重要なのは、経験値ですね!キャリアアップはやはり実際にどのような実績があるのかを求められるので、勉強とか資格以上に経験として何をしたのか、ということが非常に重要です。この辺りをぜひ意識して、キャリアアップやキャリア形成に活かしてみてください!!

それでは、また(^。^)

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

(2021年版)経理プロのキャリアプラン | ポイントを徹底解説

経理・財務女子

 

今日は経理のためのキャリアプラン、というテーマで書いていきますねー。初心者の方も経理プロになる上で参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでくださいねー(*^▽^*)  では早速スタートしていきましょう!

 

もくじ

 

経理キャリアプランって何がある?

そもそも経理職になるとどういったキャリアプランがあるんでしょうかね?まあ、全パターンを網羅的に書くのは難しいですし、経理以外のフィールドで活躍する方もいらっしゃるので、今回はあくまで経理に関連したキャリアとしてどのようなことが考えられるか、ということに絞って説明をしていきたいと思うのですよね(*^▽^*)

経理に関連するお仕事といえば、下記にようなものが挙げられますかね。。

 

 ・経理職としてそのままマネジメント職にいく(経理部長とか)

 ・経営企画系の仕事

 ・財務系の仕事

 ・内部監査系の仕事

 ・ベンチャーCFOになる

 

さて、それぞれ解説していきましょうか。

 

経理キャリアプラン | マネジメント職

これは一番わかりやすいですね!経理の仕事を極めて、そのまま経理部長職に行くパターンです。経理も企業の規模が大きくなればなるほど奥が深くなりますが、例えば会計だと連結決算や減損みたいに処理の難易度が上がったり、税務も海外が絡んだりすると一気に難易度が高くなります。

なので、キャリアの一つとして会計と税務を極めてマネジメント職になるというのはありますね。経理部長から上のCFOになれるかどうかは、その会社のCFOがどういう役割を持っているかにもよるので、絶対なルートがあるわけではないのですが、会社によっては経理職からCFOにいくルートもあるかと思います。。

 

経理キャリアプラン | 経営企画系

経営企画は、予算作成や実績管理、分析して経営者のサポートをする仕事ですね。これ以外にも投資案件の管理を行ったり、M&Aのサポートを行ったりと、いわゆるスポット的に発生する難易度の高い仕事を行ったりします。

経営企画もその先にCFOのルートがある会社があります。経理職からだと、数字を扱いかつ実績を管理するという点では素養があるので、他の職種に比べると入りやすいかなーと思います。しかし、経理はどちらかというと過去の取引をどう処理するか、という視点で仕事しているのに対して、経営企画は今後どう成長していくか、という将来視点で仕事をしているので、マインドチェンジは必要ですね。あと、M&Aになるとファイナンスとか法律の知識が要求されるので、経理職からだと一から勉強が必要になります。ただ会計と税務はそのまま活用できるので、やはり他の職種と比較すると、M&Aも取り組みやすいテーマたと思います。

 

経理キャリアプラン | 財務系

これは以前の記事でも解説しましたが、資金の調達とか資金繰りをするお仕事でしたね。金融機関と交渉したり、資金繰り表作成したりする時って、結局決算が基礎になったりするので、経理の知識が必要になるのですねー。特に銀行から借入をするときは決算書の説明が必要になったりするので、経理知識がないと説明が結構大変なんですよね(°▽°)

財務系についても経理や経営企画と同じでCFOの道があるパターンが存在します。

 

経理キャリアプラン | 内部監査

上場会社とか規模の大きい会社が中心になってきますが、内部監査という仕事が導入されていると思います。これは代表取締役の命を受けて、会社の業務がルールにしたがって正しくなされているか?不正会計ができないような仕組み・運用になっているか、を調査して報告する人たちなのですねー。J-SOXというのもここの1業務に入ります。

そして不正会計を防止する観点ということで、結構経理の知識って業務上使うことが多くて、経理職だと比較的入りやすい仕事かな、と思います。こちらは経理財務のプロというよりは、ガバナンス部門のプロとしてのキャリアになるので、若干経理系とは異なってくる印象です。

 

経理キャリアプラン | ベンチャーCFO

まだ未上場で、これから成長していく会社のCFOをイメージしております。このポジションは経理オンリーというよりは、バックオフィス全般を管轄するイメージなので、業務の幅でいくと圧倒的に広くなりますね!例えば、資金調達から株主対応、場合によっては人事とか総務まで管轄することになります。

会社によってどのようなCFOが欲しいかは異なるので、一概に経理職の方へのニーズがあるわけではないですが、上場が近くなってくると経理の重要性が高まってくるので、経理職経験豊富な方に対する経理部長でのポジションは、結構ニーズがある印象です(*^▽^*)

ただ、先ほども書いた通り、規模の大きい会社と比較した時に、

 

 ・基本的に前例がないので、一から調べて作業することが多い

 ・人が少ないので、業務の幅が広い

 ・聞ける人がいないので、自分で調べて動くことを求められる

 

という違いがあるので、そのへんのカルチャーに耐えられるかは、事前に徹底的に確認をした方が良いかもしれませんね。。

 

経理キャリアプラン | まとめ

ということで、合計5つの方向性について語ってまいりました。想像してた以上に幅がひろい印象じゃないですか??ちなみに本日ご紹介したのは、あくまで企業の中でのポジションでの幅なので、例えばプロフェッショナルファームに行ったり、経理系のシステム会社の営業や企画に行ったり、など職種自体を少し変えてみるという選択肢も十分にあり得ると思います。

おそらく、ご自身で思われているよりも圧倒的に幅はひろいかなーと思いますので、ぜひ色々と調べてみてくださいね(*^▽^*)

では、今日はここら辺で!

 

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

企業の財務のキホン

経理・財務女子

さて、今回は「財務」のテーマにしようと思います。以前の記事、財務とは | 財務ってなんだろ?、で財務の基本的な話について解説しましたが、今回はその続きです。テーマは、「企業と資金繰り」ということで語っていこうかな〜と思います。それでは、、

 

もくじ

 

 

企業の財務 | 資金繰りとは?

さてさて、資金繰りについて熱く語っていきますね(*^▽^*) そもそも企業における財務の役割って何でしょうか?お金を管理すること、それはまさにその通りなのですが、「効率的に」というのが重要ですね!効率的に資金を管理するって何かと言うと、

 

 ・なるべく安いコストで資金を調達すること

 ・資金が不足しないようにすること

 ・無駄なコストをなるべく使わないように、しっかりと予算を立てること

 

3つ目についてはまだ別に機械に触れようと思いますので、今日は1番目と2番目について解説していきますね!

なるべく安いコストで資金を調達する、ってことですが端的にいうと安い利率で、ってことになります。えっ、じゃあ資本調達はどうなるの?って思われる方もいると思いますが、実は株式もしっかりコストがかかってます。それは配当と株価で、これらの概念を含めて「株主資本コスト」って呼んでます。借入の方は「負債コスト」ですね。

本当は、この「株主資本コスト」「負債コスト」ってファイナンス理論の中でしっかり定義づけされているので、チョー厳密な定義じゃないかもしれませんが、説明し始めるとボリューム大なので、今日のところは割愛します。。

なので財務の担当者としては、まずこの調達に関するコストをなるべく小さくするように、調達の組み合わせを考えたり、交渉をしたりするのですねーー

 

次に資金が不足しないこと、について解説していきますね!これがまさに「資金繰り」なのです。資金が不足しているかしてないかって、いきなり言われてもわからないですよね。なので、財務担当者は日々の資金繰り計画を立てて、お金がショートしないように管理しているのです。

「資金繰り表」って言われたりしますが、一番細かい粒度は日々の入出金を管理したものを作成します。単にお金の流れだけじゃなくて、何でお金が入金されるのか?(例えば、得意先からの売上金の回収だったり)、何でお金が出金されるのか?(例えば、従業員への給料の支払いとか)、のお金の入出金の原因も把握するようにします。

 

企業の財務 | 資金繰りの重要性

会社が好調だったり、規模が大きければ資金繰りなんて考えなくても大丈夫でしょう!って思われる方もいると思います。しかし、さっきのケースを思い出してください。資金の調達に関するコストはなるべく小さくするのが重要でしたよね。資金繰りを考えなくて良いということは、それだけ潤沢に現金が会社内にあるということだと思いますが、それって負債コストや株主資本コストがかかっちゃってるので、タダではないんですね。なので、なるべく調達コストを小さくしようと思ったら、不要な余剰資金は借入先、もしくは株主に返してしまうということが必要になります。金融機関だったら返済、株主だと配当 or 自社株買い、になりますね(^。^)

 

そしてもう一つ、どんだけ綿密に計画を立てたとしても、予想外の事態って結構発生したりするんですよね。なので、例えば入ってきた売上金の入金で商品の仕入代金を賄おうと思ったら、販売した製品にクレームが入って売上金の一部の入金が遅れる事態が発生したら、その瞬間に仕入代金が支払えなくなって、資金がショートしてしまう可能性がありますね(°▽°)

もちろん、資金ショート = 即倒産ではないのですが、やはり相手側からすると支払に遅延するということは、「この会社の財務状況大丈夫か?」とか「ちゃんと約束を守れない会社だ」とか思われてしまい、信頼を失ってしまう可能性がありますね。これが致命傷になると、取引停止という可能性もあるので、こんな状態になったら商売を続けられなくなってしまいます。なので、絶対に資金ショートだけは防がなければならないんですね!

こういう予想外の出来事が発生することを踏まえながら資金繰り計画を立てていくのが、財務としてのお仕事になるわけです。なので、必要最低限の現金だけ持っておけば良いのではなくて、こういう予想外の出来事に対応できるために多少現金を多めに持っておいたり、銀行から即時借りれるような状態にしたりと、色々な臨時的なプランを用意しておく必要があります。

 

本日のまとめ

さて、資金繰りについて色々と語ってきましたが、上で見てきた通り、資金の調達に関するコストを小さくするのはもちろんのこと、資金ショートしないように日々の資金繰りに気をつけながら、必要最低限+資金ショートしない程度の余剰資金を会社内に残しておく、という絶妙なバランスを求められるのが財務担当者の仕事なのですね(*^▽^*)

ちょっとでもバランスが崩れてしまうと、調達コストが大きくなって損益が悪化してしまったり、資金ショートしてしまったりと、舵取りが結構難しいお仕事なのです。。

 

ということで、本日は財務のテーマの中でも資金繰りの重要性について解説をしてきました。また次回もよろしくおねがいします(^。^)

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

【2021年度保存版】経理初心者へ簿記を勧める理由 | 勉強のポイント含めて解説

経理・財務女子

さて本日は、経理の初心者の方に向けて、オススメの学習法を解説していきますよ!!経理を語るには、簿記との密接な関係は切り離せないんですよねーー。なので、結構簿記の話が出てきます(*^▽^*) 経理と簿記の違いについてもちゃんと解説しますので、経理初心者の方、ご安心を!それではいきましょう!

 

もくじ

 

 

 

経理初心者は何を勉強すればいいの??

さて、新しく社会人になられる方、部署異動して新しく経理職になる方、もしくは将来的に経理を目指している方、そもそも経理って何を勉強すればいいの??経理と簿記の関係は??、っていろんな疑問があると思います。今回の記事はそんな悩みを解消する記事になってます(^。^)

ちなみに、経理と簿記の関係については、会計を英語で学んで世界で働いてみよう!、の記事でも触れましたが、経理 = 記帳 + 決算(会計) + 税務で成り立っていて、簿記は記帳の部分を担当してますね。。

そして簿記なのですが、経理をやるにあたって、めっちゃ基礎になる部分なので、この部分ができてないと、決算も税務も全く何をやってるのかわからなくなってしまいまーす。なので、経理初心者の方は必ず簿記から勉強スタートするようにしましょうね!決算(会計)で行くと、財務諸表論というのがあるのですが、これからスタートするとおそらく何を説明しているのか相当難易度高いと思います(だって、簿記理解していることを前提にしてるので・・・)。あと税法も企業の税金で一番最初に出てくるのは法人税だと思いますが、これも企業の決算をベースに色々と調整をして税金を算出するので、記帳と決算がある程度わかってないと、何をしているのやら、って感じになって止まってしまいますね。。なので、経理初心者のみなさまは必ず簿記からスタートするようにしましょうね(*^▽^*)

 

経理初心者に向けた、簿記とはなんぞや?

f:id:accounting-girl:20201213215212j:plain

ということで簿記について次は解説していくわけですが、そもそも簿記ってなんぞやっていう話ですが、簿記 = 仕訳、と言っても過言ではないぐらい仕訳をきることが簿記です(°▽°) まあ、他にも補助簿とか色々あるのですが、全部の基礎が仕訳です。あの、借方/貸方のやつ(複式簿記と言います)です(ちなみに英語だと、Debit / Creditです)

企業で発生した全ての取引を複式簿記で記帳していきます。1個だけ、お小遣い帳をつけたり家計簿をつけたりしている人が混乱するポイントなのですが、簿記の世界だとお金の出入りに関わらず、取引が発生したら記帳する事になってます。家計簿とかだと実際にお金が入ってきたり、支払ったりしたりした時に記帳すると思いますが、簿記の世界は違います。

例えば典型的な例でいくと、得意先に何か商品を販売した時、物が得意先に届いたら通常売上を簿記的に計上してしまいます(借方: 売掛金 / 貸方: 売上)。「届いたら」も厳密に企業にとってルール変えられるのですが、細かいのでちょっと割愛します。じゃあ現金が実際入ってきたらどうするの?っていうと、(借方:  現金 / 貸方: 売掛金)ってな感じでこの時点では売掛金を単純に現金に振り替えるだけなんですねー

なので、お小遣い帳や家計簿に慣れている方からすると、若干戸惑い、混乱するポイントだと思いますが、これに慣れないと先には進まないので、早くこの簿記の感覚に慣れてくださいね(^。^)

ちょっと話は脇道にそれますが、上の仕訳をみて何か思わないでしょうかね?そう、損益計算書にも売上というのがあると思いますが、上の売上の仕訳ってそれを計上している仕訳なんですね。そうするとさらに気づくことがあって、損益計算書に載っている売上って、実際に現金が入ってきたかどうかは説明してないんですねー。これの何が興味深いかというと、黒字倒産って聞いたことありますかね?いや、なんで黒字で倒産するねん!って思ったことある方もいらっしゃると思いますが、ちょっと解説しますね。

黒字か赤字かってどうやって計算するかというと、上で書いた「売上」からその売上を作るためにかかったコスト(例えば商品の仕入代金とか人件費とか)を差し引いた残りで計算します。この差し引きの残りを「利益」というわけですが、この利益がプラスだったら黒字、マイナスだったら赤字とここではシンプルに覚えてください。。

で、感の良い方だとすでにお気づきかもしれませんが、売上という金額は現金の入金があったかどうかは説明してないのですよね。ということは「利益」も現金があるかどうかは説明してない事になります。なので、「利益」は黒字であっても実際に手元にお金が無いケースがあるので、お金の支払いができなくなって倒産してしまう、っていうロジックなのですね。

この根本原因は、現金の入出金のタイミングと、経理で記帳する売上とかコストのタイミングがズレる事によるものなんですねー。なので損益計算書貸借対照表だけだと黒字倒産リスクがあるので、企業はこれに加えて、キャッシュフロー計算書や資金繰り表を作って、資金がショートしないように努めているんですね(こちらはどちらかというと財務のお仕事に入ってきますが)。

 

経理初心者のための簿記学習

f:id:accounting-girl:20201214154557j:plain

だいぶ脇道に逸れましたが、簿記に戻ります。じゃあ、どんな感じで学習していけば良いかというと、簿記の資格って聞いたことあると思いますが、非常に体系だっていて勉強しやすいので、この教材を活用するのが一番良いのではないかなー、と思っております。有名なものでは、商工会議所が実施している「日商簿記」や、全国経理教育協会が実施している「全経簿記」というものがあります。

本日は「日商簿記」を例に語っていこうと思いますが、まず日商簿記3級を理解しましょう!というのが経理人生のスタートだと思います。この3級には簿記の基礎の全てが詰まっているので、ここでご自身の適合性みたいなものがわかると思います。法律とかプログラミングと同じで簿記も人によって向き不向きがあるので、まず3級を勉強して自分にあってるかどうかをチェックしてみるのが良いと思いますよ。

ちなみに経理のお仕事ってこの複式簿記が永遠に関連しているので、複式簿記苦手だわーと思うと、結構その先もツライです。。なので、適正チェックは大変重要だと思います。

 

じゃあ、簿記はどこまで勉強すれば良いの?っていう次の話ですが、できれば日商簿記1級までチャレンジしてみてください!特に決算を作成しようと思うと、実はかなり幅広い知識を要求されて、1級レベルの知識があるとスムーズに理解できるようになるんですよね。なんで1級なのかというと、1級は記帳というよりは会計に力を置いていているので、財務諸表論が学習できるのです。で、決算は結局財務諸表論をベースに作成していきますので、1級の学習内容がそのまま役に立つというわけですね。

ただし、日商簿記1級ってめっちゃ難しいし、試験範囲も相当広いので、合格しようと思ったら結構大変です。なので、合格を目指さなくても必要部分の教科書をみてみるとか、自分の仕事に使いそうな部分を学習するだけでも、実務において相当活用できると思いますよ(*^▽^*)

 

経理初心者へのまとめ

f:id:accounting-girl:20201213214948p:plain

さてさて、今日は簿記の学習方法について語ってきましたが、簿記は割と勉強している方が多いのと、学習用の教材が相当充実しているので、経理初心者の方は比較的学習に取り組みやすいかなーと思います。

なので、まずは本日ご紹介した日商簿記3級のテキストでもパラパラとめくってみるところからスタートしても良いかもしれないですね(^。^)

ということで本日の記事はここまでになります!また初心者向けの記事もアップしていきますので、ぜひみてくださいね☆

 

 

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

経理に絶対必要なエクセルの知識 | 経理の仕事でエクセルを使いこなそう!

経理・財務女子

これまでAIだ!自動化だ!と言ってきましたが、まだまだ現役バリバリのエクセル登場です。経理の現場=エクセルファイルと言っても過言ではないぐらい登場します(°▽°)そこで今回は経理の仕事で使うエクセルについて語っちゃおうかなーと思います。

 

もくじ

 

 

経理で必要なエクセル

そもそもなんでエクセルが必要になるんだ??会計システムがあるじゃないか! そう、その通りなんですが、現実問題としてエクセルで作業することって多いんですよね。。例えば、、

 

 ・システムで出てくる明細表だと項目足りなかったり、管理しづらいので、エクセルで明細を管理

 ・そもそも業務の全てが網羅されてないので、その部分はエクセルで管理

 ・なぜかシステム間連携ができないので、いったんエクセルにはきだして、加工してから再度会計システムに取り込むためのエクセル

 

と出番はかなり多めです。お気づきだと思いますが、やっぱり自動化できてない部分、帳票に情報が足りてない部分(ビジネスが変わったりすると追加で必要になるんだけど、コストの問題からシステムに反映されてなかったり)、をエクセルで補足することが多いのですよね。なので、例外処理とかが増えたり、会社の規模が大きくなったりすると、それだけエクセルの数も多くなります。

 

ちなみに、ワードとパワーポイントも全く使わないわけじゃないのですが、感覚的にエクセルが大半占めてて、ワードとパワポは説明をするときに使うような気がしております。やっぱり数字を扱っている仕事なので、基本がエクセルになってしまうのですねーー。。

 

じゃあ次に、どの程度エクセルが使えれば良いの?そもそもどうやって勉強すればいいのよ!ってことですが、

 

 ・基本的な関数

 ・基本的な体裁

 ・ショートカット

 

このあたりじゃないでしょうか??では順番に解説していきますね!

 

経理のエクセル | 関数

関数を使えるか使えないかだけで、作業効率が10倍以上違うでしょうね。。とりあえず思い立った使いそうな関数を列挙していきます

 

 ・sum, sumif

 ・average

 ・count, countif

 ・if

 ・vlookup, hlookup

 

他にもあるような気がするのですが、結構ご登場するのはこの辺りです。難易度高めはvlookup、hlookupですが、エクセルのシート間のデータを参照することが多いのですが、このときに相当役に立ちます。行や列の数が少なければ気合いでどうにかなりますが、数万とか数十万行になった瞬間に、関数使わないと日が暮れてしまいます。関数だと、1分以内に参照できます。

ifも同じですね!自分でフィルター使って条件別に分けても良いですが、数万行になった瞬間に対処できません。if使えば1分以内に作業が完了します。めっちゃ便利ですね!

関数を学ぶ方法ですが、まとまっているのはMicrosoft Office Specialist(略してMOS)あたりが教材としては便利かなーと思います。。

 

経理のエクセル | 基本的な体裁

経理職はコンサルタントみたいにめちゃくちゃかっこいいプレゼン資料を作るわけではないのですが、数字って並んでいると見辛いので、ある程度エクセルの体裁を整える必要あるんですよね。

例えば、強調したい部分は太文字とか色を変えるとか、あとは線の強弱で目立たせるとか。あと文字のフォントサイズとかも小さすぎると見えないですし、大きすぎるとはみ出すし、と大きさの体裁も重要ですね。

グラフでかっこよく見せるというよりは、単純に集計した表を見やすくしてあげるだけで十分なのです(^。^)  「これ見やすいね!」っていう人が作った表とかを参考にして真似するだけでも、相当見栄えよくなりますよ!!

 

経理のエクセル | ショートカット

これはエクセルというよりもPCスキル全般に言えるのですが、、マウスを使わない方が圧倒的に作業が早いです。例えばちょー基本でいうとコピーアンドペイスト。Windowsパソコンだとコントロールcでコピー、コントロールvでペースト。これ知ってるだけで、マウス使うやり方の10倍ぐらいスピード早くなると思います。経理でエクセル使ってると、コピペって多用するのですよねー

その他、いろんなショートカットがあるのですが、ショートカットの詳細を解説する記事じゃないので、暇なときにググって見てくださいな(^。^) ちなみに、WindowsMacでショートカットは異なるのでご注意を(°▽°)

 

経理のエクセルまとめ

コツコツ勉強するというよりは、「なんか効率的にできないかなー」っていう面倒くさがりーな気分になったら、ググって実践してみる、ってのが上達のコツな気がします。関数せっかく勉強しても、案外活用する場面なかったりしますし、ググったらすぐやり方わかるので、どちらかというと「PCのキーボード打つ回数を減らしたいなー」という思いを強くしてもらった方が上達するかもしれません(笑)

とエクセルについて解説しましたが、やっぱり超効率化を目指すならなるべくシステムを使って例外処理とかを無くしていきましょーね、ってことを頭の片隅に置いておきましょう!!

 

では今日はこの辺で〜〜

 

以前のオススメ記事(今日の記事を見た方、こちらもぜひ見てね☆)

accounting-learning.hatenablog.com

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村